ジュエリーのクリーニング

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今日はジュエリーのクリーニングについて。

販売員をしている頃、よくお客さまのジュエリーをクリーニングしていましたが、驚きとともに改めてクリーニングの大切さを実感したエピソードがあります。

年配の女性が来店され、指輪をクリーニングで預かりました。

まずはトラブルを避けるために、ついている石が欠けたり、またはメレダイヤがなくなっていないかなどのチェックを行います。

ぱっと見た際にはかなり酷い汚れがついているな、という感じでしたが、細く見るためにルーペを覗いて驚きました。

ダイヤが埃や皮脂などでびっちり囲まれていたのです。

顔を見せてるダイヤもありますが、かなりの範囲が汚れで隠れていて、さらに驚いたのはいくつかのダイヤが抜け落ち、そこを埋めるかのように汚れが詰まっていたのです。

指輪の裏側も見ましたが、石がはめ込まれている裏部分も汚れがびっちり…。

急いでお客さまにダイヤの抜け落ちを説明すると、目があまり良くなくまったく気づかなかった、とのこと。

もし定期的に点検とクリーニングをしていたら防げていたかもしれません。

汚れがついているだけならまだしも、ダイヤが抜け落ちていたら戻すのにそこそこの料金が発生してしまいます。

ちなみに、ダイヤは油に馴染みやすい性質をもっているため、空気中の埃を巻き込んで汚れを溜めやすい石です。

最近ダイヤの輝きがなくなりくすんできたな、という方にお家でできるクリーニングをご紹介します。

① クリーニング前に、爪楊枝で石や石を止めている金属部分(爪)を軽く触り、グラグラと動いていないか確認してください。

※もしもグラつきがあった場合は、早めにジュエリーショップなどで修理をお願いしてください。

② ぬるま湯に中性洗剤を数滴垂らし、その中にジュエリーを入れ軽く揺すります。

③ 柔らかい毛先の歯ブラシで石や石の隙間、指輪の裏側を優しく洗います。

④ 洗剤残りがないようしっかりすすぎます。

⑤柔らかいタオルなどで水気を取り、乾いたらメガネ拭きクロスで全体をキレイに拭きあげます。

これでお手持ちのジュエリーの輝きは蘇りますので、ぜひ一度お試しください。

ただし、エメラルドやオパール、トルコ石、真珠などはこの方法でクリーニングしないよう気をつけてください。

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